2016年11月5日土曜日

食べられた真実の行き場が無くなっている。

もうあっというまに11月です。
先週は5泊6日で1人旅に出ていました。すごく刺激的な毎日でした。
宿は1日除く全てをわざとドミトリータイプの場所へ。
そのおかげが色んな人と喋れた。今までは絶対1人部屋がいいと思っていたけれどそうゆうのっていともたやすく打ち消されるものなんだな。

また1人で旅する時はそうする。困った時はみんなが助けてくれるし、助けてあげたくなる。そんな素敵な空間。そこに男女年齢国籍等ないのだ。

勢いで決めた旅だったけど、行ってよかった。どこの美術館の作品も輝いて見えた。



秋は輝いている。

少し冷たい風が吹けば、まだサンサンと輝く太陽が身体を温めてくれる。朝と夜は寒くて布団の重みがありがたい。早起きして知らない街に出れば気分がいい。まずはコーヒー屋さんを探そう。宿の近くにあるコーヒー屋さんならどこでもいい。コーヒーを飲みながら少しぼぉっとして今日行きたい場所を決める。昨日の夜教えて貰った場所、自分で行きたかった場所、たまたま通りかかったお店。全てがバトンリレーするように繋がって行く。昼前になれば美術館が開き始める頃だ。1番乗りでそこにある作品をほぼ独占して見る。たまに熱心な芸術ファンが足早に作品の前を通り過ぎていく。僕の目的はモネのあの絵だ。前から見たいと思ってた。それが展示されているはずの美術館にそれが無い。どうやら絵も旅わするらしい。ちょうど明日それが旅に出ている場所に居るじゃないか。そしたらまた明日それに会いに行ける。全然悲しくない。むしろ心が踊ってきた。浮き足立ちながらどの絵ハガキを買うか入念に選びながら買う。美術館を出る頃にはお腹が空いている。ランチに出かける時間だ。ランチは事前に駅の観光案内所で貰った小冊子の中から決めてある。これは昨晩の夜寝る前に目をキラッと輝かせて選んだお店だ。ちょうどお店はランチを始める時間のはずだ。レンタサイクルでその土地の風を感じながら向かう。しかし、街を見ながら走っているとすぐに素敵なお店と遭遇する。あるじゃない。古本屋だ。そこでも素敵なものや本に出会う。欲しい本があるかどうか尋ねてみればそれもまた明日行く場所にあると言う。まさにリレーで僕の前に絵や本がスタートしていたらしい。


続く

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